セブンスピリット・スタッフBlog

フィリピン・セブ島を拠点に、スポーツ・音楽教育を通したライフスキル育成に取り組むNPO法人セブンスピリットのスタッフBlogです。

別府のお寺でヴァイオリンを

九州出張をおえて、東京に戻ってきました。

 

九州へ行った最大の目的は、大分は別府で行われた『ベップ・アート・マンス 2013』。別府の町で1ヶ月の文化祭が行われるというこの企画。1日だけのものから長期にわたるものまで期間中は86ものイベントが各所で行われるんですが、その中のひとつにある、神戸大学の学生さんによって行われる音楽ワークショップ「アート感じる 楽器づくり&はじめてのコンサート」、その楽器作り担当としてセブンスピリットがかかわっていたんですね。

 

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発泡スチロールと紙を駆使してヴァイオリンをつくり、楽器を身近に感じてもらおうというこのプロジェクト。下は3歳から上はおじいちゃん、おばあちゃん、さらにはドイツ人の方まで、みんなで工作を行いました。

 

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別府にある長覚寺というお寺の本堂でドイツ人が紙のヴァイオリンをつくる。よくよく考えるとシュールですが、音楽にも工作にも国境はありませんね。みんな真剣に、楽しく作業をして、そして……完成!! 完成後は神戸大学の学生、農澤くんが実際にヴァイオリンの演奏を披露したんですが、みなさんすでにヴァイオリンに愛着を持たれたようで、食い入るように演奏を観ていました。

 

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このような素敵な機会をくださった神戸大学の皆さん。そしてお会いした別府の皆さん。ありがとうございました。

 

そしてっ!! この紙のヴァイオリン製作は来年2月にセブで行われる第3回UUUで、セブの子ども達とも行う予定です。けして工作のうまい下手ではなく、子ども達が楽器に愛着を持ち、そしてそれを大切にする気持ちが芽生えればいいなと、不器用がために上手につくれなかった工作ベタのボクはそう思うわけです。