こんにちは!インターン生の岩元です。
12月4日木曜日、フィリピン人スタッフのドロシーがアクティビティと称して、いきなり暴露大会を始めました。
子どもたちが箱から紙を1枚取り、そこに書いてある質問に答えるというものです。
「今好きな人はいつから好きなの?」
「男と女どっちが好き?」
という質問でした。
見ている私は何をやっているのだろう?と疑問に思いましたが、その後ドロシーがジェンダー(社会的・文化的な性のありよう)についての授業を行い、納得しました。
フィリピンにはゲイやレズビアンが多く、彼らに対する偏見をなくすために、ドロシーは人を好きになる時の感情を教えると共に、「同じ人間なのだから、一人の人間として尊敬し、大切にしていかねばなりません」と子どもたちに教えていました。
フィリピンでも10年ほど前までは、日本のようにゲイやレズビアンという言葉はタブーとされてきた国だったそうです。
それからフィリピンはオープンマインドの国になり、日常生活の中でも容易に見られるようになりました。
この国に生きる上では、そのような人たちへの偏見をなくす教育も大切なのだなと勉強になりました。
この授業は高校生に対して行われましたが、日本の高校生はこのようなことは勉強しませんし、日本では触れられない分野であるために、考えさせられるひとコマでした。
ジェンダーとしての人権を保護し、皆が住みやすい国であることは素晴らしいことだと思います。
日本も人権尊重の面では、このような国から学ぶこともあるのではないかと感じた日でした。
それではまたお会いしましょう!