2013年2月14日から19日の日程で行われた「フィリピンの子ども達にクラシックコンサートを届けるUUUプロジェクト」。昨年に引き続き行われた第2弾が無事に終了し、UUUメンバーが日本に帰っていきました。
『Music Unites the World』というテーマのもとに集まった20名以上の大学生。今回はセブ島だけでなくミンダナオ島にも活動の範囲を広げたということでかなりハードな行程だったと思いますが、文字通り奏者と観客が一体になる、日本とフィリピンが音楽を通してひとつになる素晴らしいステージを見せてくれました。
期間中はCPO(セブ・フィルハーモニック・オーケストラ)やDMF(ダラゲット音楽財団)といった現地の音楽家との合同演奏を行ったほか、皆様のご支援により防音設備が完成したセブンスピリット・スタジオでの演奏会や、大型ショッピングモール内にある本格的なホールでの、子ども達とのジョイントステージも開催されました。
スタジオの演奏会では目の前で奏でられる大迫力かつ繊細な音色に子ども達は大興奮。スタンディングオベーションどころか、床が抜けるんじゃないかと心配するほど飛び跳ねながら喜んでいましたし、逆にジョイントコンサートで「キラキラ星」をリコーダーで吹いた子ども達はド緊張。中には本番前に手が震えている子もいましたが、飛び跳ねるほどの興奮も、手が震えるほどの緊張も、日常では経験することのできないことばかり。子ども達にとって貴重な経験となったのは言うまでもありません。こういう機会を作ってくれたUUU、そして力をお貸しいただいた皆様には心から感謝しています。
また、数多くのピアニカとリコーダーをセブンスピリットに寄贈していただきました。これだけの数を集めるのは本当に大変なこと。聞けばUUUメンバーだけではなく、日本にいる大学生のみなさんが協力してくださったとのことでした。協力してくださったみなさん、また、ピアニカやリコーダーの持ち主の方々に、NPO法人セブンスピリットの理事長としてお礼を言わせてください。本当にありがとうございます。
さて、最後に理事長などという大袈裟な肩書きをはずした上で個人的な感想を言わせてください。 この1週間、すっごい楽しかった。子ども達のために。もちろんそれが大前提ではあるんだけど、この青春感。この合宿感。精神年齢が高2でストップしているボクにとって、こういう時間はもう、たまらなく楽しい。演奏メンバーが楽しみ、子ども達が楽しみ、サポートする我々も、もちろん楽しむ。NPO活動ってね、楽しいですよ。 日本に帰っていったUUUメンバーがFacebookに書く感想や、今後に向けての意気込み。それらを見ながら顔がにやける土曜の昼下がり。 来年もやろうね。うん。